【同族】┣╋┫┗╋╋┫【嫌悪】

 万人に向けた扱い易い3段変速や4段変速のMT車=ベーシックMT車。好事家に向けた煩わしい5段変速や6段変速のMT車=プレミアムMT車。郵便配達などの業務に向けた二輪の半自動MT車が何故に3段変速や4段変速を堅持なのか、更には、旅客輸送などの業務に向けた乗用車が何故に3段変速や4段変速のMT車が主流だったのかを考えると分かる話。今時のMT車=賭博や酒やタバコ等と同様の嗜好や道楽の部類ゆえに「普通に操りたいだけなのに、どうして5段変速や6段変速も必要なの?」と疑問を抱いて正気。自動車メディア業界の輩が狂気。

【ZN6/変速比(6速クロスギヤ化)】

ZN6/フロアシフト・OD付6段MT車

回転数(rpm)=7500回転で計算。

最終減速比(ファイナルギヤ)=4.300:1で計算。

駆動輪=215/45R17で計算。

第1速(1st)=3.626:1

((((7500×60)÷3.626)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=56.696279379569km/h

(1-(56.696279379569-56.696279379569)÷(56.696279379569-0))=1速

(1E68÷3.626×(0-(1E68-3.626)×(0-1÷(1E68÷3.626))÷(1E68-3.626)))=1速

第2速(2nd)=2.188:1

((((7500×60)÷2.188)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=93.9582765220828km/h

(2-(93.9582765220828-93.9582765220828)÷(93.9582765220828-56.696279379569))=2速

(3.626÷2.188×(1-(3.626-2.188)×(1-2÷(3.626÷2.188))÷(3.626-2.188)))=2速

第3速(3rd)=1.541:1

((((7500×60)÷1.541)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=133.407338760751km/h

(3-(133.407338760751-133.407338760751)÷(133.407338760751-93.9582765220828))=3速

(2.188÷1.541×(2-(2.188-1.541)×(2-3÷(2.188÷1.541))÷(2.188-1.541)))=3速

第4速(4th)=1.213:1

(1.541×1.000)÷((1.541+1.000)÷2):1

((((7500×60)÷1.213)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=169.481211071985km/h

(4-(169.481211071985-169.481211071985)÷(169.481211071985-133.407338760751))=4速

(1.541÷1.213×(3-(1.541-1.213)×(3-4÷(1.541÷1.213))÷(1.541-1.213)))=4速

 尚、興味深いことに「(1.541÷1.213×(3-(1.541-1.213)×(3-5÷(1.541÷1.000))÷(1.541-1.000)))=4.00速」で、即ち、4速の計算上の最高速度は、3速の計算上の最高速度とトップギヤの計算上の最高速度との中間。

第5速(Top)=1.000:1

((((7500×60)÷1.000)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=205.580709030317km/h

(5-(205.580709030317-205.580709030317)÷(205.580709030317-169.481211071985))=5速

(1.213÷1.000×(4-(1.213-1.000)×(4-5÷(1.213÷1.000))÷(1.213-1.000)))=5速

通称5.53速(社外品)=0.862:1

((((7500×60)÷0.862)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=238.492701891319km/h

(6-(268.032215163386-238.492701891319)÷(268.032215163386-205.580709030317))=5.53速

(1.000÷0.862×(5-(1.000-0.862)×(5-6÷(1.000÷0.767))÷(1.000-0.767)))=5.53速

 尚、吊るしの「0.767」を7速と見做した場合の「レシオ0.862」の段位は「(1.000÷0.862×(5-(1.000-0.862)×(5-7÷(1.000÷0.767))÷(1.000-0.767)))=6.05速」と成る。

通称5.76速(社外品)=0.813:1

((((7500×60)÷0.813)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=252.866800775298km/h

(6-(268.032215163386-252.866800775298)÷(268.032215163386-205.580709030317))=5.76速

(1.000÷0.813×(5-(1.000-0.813)×(5-6÷(1.000÷0.767))÷(1.000-0.767)))=5.76速

 尚、吊るしの「0.767」を7速と見做した場合の「レシオ0.813」の段位は「(1.000÷0.813×(5-(1.000-0.813)×(5-7÷(1.000÷0.767))÷(1.000-0.767)))=6.51速」と成る一方で、前述の「レシオ0.862」を6速と見做して「0.767」を7速と見做した場合の「レシオ0.813」の段位は「(0.862÷0.813×(6-(0.862-0.813)×(6-7÷(0.862÷0.767))÷(0.862-0.767)))=6.49速」と成る。

第6速(O/D)=0.767:1

((((7500×60)÷0.767)÷4.300)×(((21.5×45%)×2)+(2.54×17))×π)÷100000=268.032215163386km/h

(6-(268.032215163386-268.032215163386)÷(268.032215163386-205.580709030317))=6速

(1.000÷0.767×(5-(1.000-0.767)×(5-6÷(1.000÷0.767))÷(1.000-0.767)))=6速

 即ち、ZN6のOD付6段MT車の「0.767」と差し替えてローギヤード化を図るチューニングパーツとして市場に流通の通称「6速クロスギア」における「レシオ0.862」を6速と見做す一方で「レシオ0.813」を6.5速と見做した場合は、吊るしの「0.767」は、そのハイギヤード気味な変速比からして7速に相当の筈で、現在の国内の自動車業界に「普通自動車免許の条件に適合の7段変速のMT車」の市販を許さぬ不文律や自主規制などの所謂「暗黙の了解」が在るとするならば、国内の自動車業界の技術陣が「7段変速のMT車に相当の変速比幅(レシオカバレッジ)を有する6段変速のMT車」或いは「6速(0.86#)のみを常に強制的に飛ばすスキップシフト機能を備えたOD付7段MT車」なる頓知に到るのも当然。

 尚、普通自動車免許の条件に「MT車における変速段数の上限が無い」と云うことは、無制限と云うことで無くて「その上限を自動車業界の了見や裁量に委ねている」ということでも在るので、従って、AT限定普通自動車免許の創設(1991年11月)が無ければ、国内における6段変速のMT車の解禁(1993年5月)も無かったか、或いは、解禁の時期が相当に遅れたものと個人的に解釈。

 もしや、ZN6のOD付6段MT車のギヤBOXの型式名「TL0」におけるは「段MTに相当の変速比幅」の意味だったりして。

以上。